パルル parlwr
ここから全てが始まりました
パルルは音楽、映像、パフォーマンス、トークなど様々なイベント行い、いろんな人が交流する場になっていますが、35年ほど前に画廊としてスタートしました。
今の玩具箱のような「なんでもあり」の要素は当初から約束されていたのかもしれません。画層を始めて数年で飽きたら無くなり、1990年頭にイギリスやポーランドに出かけて、そこで出会ったデジデンスや街づくりなどで社会と積極的に交わるアートのありようにすっかり魅了されました。アーティストが自ら運営するアートセンターには必ずカフェが併設されていることも、本当にイカした存在でした。
日本に戻ってすぐに、画廊に小さなカフェを作りました。もうそうすると流れは止まりません。あっという間にいろんなイベントをやるようになりました。こちらがやって欲しいと思う以上に出演者の側もできる会場を求めていました。普通の会場でやりたくない(あるいはやらせてもらえない)ちょっと変わった音楽やパフォーマンスがパルルに集まるようになりました。
その間にカフェも充実してきました。かつては画廊だったことをしらいない人も多いことでしょう。それももう15年ほど前のことです。
イギリスで30年前に見たアートの動きのもう一つの側面である社会との関わりに引き戻されるようにグッと関心が深まりました。従来は考えられなかったような事件や巨大な災害が起きました。新しい生き方を考えるNPOなどが急速に生まれて、そこを訪ね歩いてパルルで何ができるのかを考えました。そしてパルルの運営自体の会場を取り組もうと集団での運営に移行しようとしているところで、地震と原発事故がおきました。
イベント運営やカフェ経営と社会はどうむすびつくのか。わーと盛り上がったり、ぐうっと考え込んだりする日々の中での皆なとパルルの暮らしがずっと続いています。
世の中は止まりません。また新しい困難が立ちはだかっています。
それでも変わらず一歩一歩少しずつ進み続ける。皆なと共に。それだけです。
Parlwr is an alternative space consisting of event room and cafe in Nagoya, Japan.It started as an art gallery and gradually changed into current style.
新見永治 Shimmi Eiji
パルルのホームページ
パルルには大きな本棚があって、数えたら蔵書は1600冊以上ありました。これからも増えていきそうです。
いま貸し出しはしていませんが、店内で自由に読んでもらうことができます。
これまでのパルルの活動に興味のある方はこちらを見てください
http://www.parlwr.net/history/