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音のわダイアリー

筒井響子の 音のわダイアリー

ブラジル音楽をベースにしつつ、そこに収まりきらない音楽を発信するグループ「Narco」として、そしてソロでも幅広く活躍する筒井響子さん。パルルでも何度もバンドやソロで演奏をしてくれいます。
パルルの周りにもブラジルの音楽を好む人はたくさんいるのだけれども、Narcoは一味違っていて、ずっと興味を持ってきました。多くの人は1950年前後に始まるボサノヴァを中心にしたブラジル音楽の愛好者であることが多いのですが、Narcoは「今の」ブラジルの音楽からの影響を強く感じさせてくれるまずらしい存在であることが、とても気になりました。

筒井響子さんがプロフィールにも書かれているダクソフォンの奏者でもあるんですが、このようなとてもユニークな楽器に取る組むのは、Narcoの持っている姿勢ととても繋がっていると思います。
筒井響子さんが今回身近な日常の音を映像とともに届けてくれました。ぜひお楽しみください。

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筒井響子 Tsutsui Kyoko

Tsutsui Kyoko

秋田県大館市生まれ、名古屋市育ち、東三河在住。南米と即興演奏が好き。

幼稚園の先生をしていた母が、ピアノが弾けなくて困ったという経験から2才より音楽教室へ。平行棒の上で鈴を振ったりする。小6までエレクトーンとピアノを習う。実家の喫茶店で父がかけるジャズやアメリカの音楽はBGMに、カラオケブーム到来で日本のアイドルの歌を好んで歌う。
中学、高校では軽音部でバンドを組みギターを弾くようになる。上3弦、下3弦とわけて弾く奏法で割と押し切る。高校生の頃に沖縄とブラジルの音楽に出会い衝撃をうける。
大学生になり、ギターは多いがベースがいないと言われ、じゃあとベースを始める。いくつかのバンドに参加してライブハウスで演奏したり、自主制作CDを作ったりする。2003年-2006年、ガムランなどを使ったミニマルポストロックインストバンド “asana”にシンセサイザーで参加。ツアーやフェスなどライブをたくさんやる。ヤフーオークションのその他の欄をひたすら見て、音の鳴る小さいものを集め始める。
細野晴臣氏の影響で神楽に関心を持つ。2006年2月愛知県芸術文化センターで開催された内橋和久氏の即興演奏ワークショップにNARCOのツヅキが参加。私は翌日のトーク&ミニライブを観に行き衝撃を受け、音楽と出会いなおした気持ちになる。大阪の実験的ライブスペース“BRIDGE”の存在にも影響を受ける。
2007年 ブラジルや即興や神楽の感覚で “NARCO” http://narco.minibird.jp を始める。名古屋で中原仁氏による月1ブラジル音楽講座が始まったことも相まってブラジル愛がより深まる。4人のバンド形態で始めたNARCOも2010年には2人となる。ブラジルのモレーノ・ヴェローゾ、ドゥドゥ・ツダ、アルゼンチンのフロレンシア・ルイス、トミ・レブレロなどとも共演。イベントの企画、主催もする。
2014年には同じ頃に生活拠点を愛知県と静岡県の県境付近に移した“parlor COTEF”の2人と出会い、“from now on 逍遥遊” を共催。以後、内橋和久氏を迎えた即興演奏ワークショップやコンサートなどを主に浜松で定期的に開催。

ドイツの音楽家、デザイナーである ハンス・ライヒェル氏、発明の新楽器ダクソフォンを2015年より内橋和久氏に師事し取り組んでいる。

2018年頃からはソロでの演奏機会が増え、各国の奏者と共演を重ねている。

http://kyokotsutsui.com

http://narco.minibird.jp

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