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音のわ巡り 夏の大△ in シマウマ書房
音のわ巡り

夏の大△の音のわ巡り

いつもは比較的広いところで縦横無尽に暴れているイメージの夏の大△に極狭の場所で音を出してみたいと思った。そして物に囲まれ静謐な雰囲気の古書店シマウマ書房を思いついた。

シマウマ書房は長らく名古屋市の本山で営業していたが、2019年に現在の今池に場所を変えた。僕(のわ新見)はお客さんとしては全く貢献できていないのだが、パルルのイベントチラシをいくも快く置かせてもらっていて大変お世話になっています。
2008年から2017年にかけては、名古屋の古書店は新刊店たちが共同でブックマークナゴヤという本をテーマにしたイベントが開催されていたのですが、シマウマ書房の店主鈴木創はその中心として関わってらっしゃいました。

今回の企画は、見るからに売り物の本を壊しそうなので、断られる覚悟でお話ししてみたら、快諾して会場を提供していただけることになった。すまし顔に佇む書籍たちの、秘めたる熱き魂が果たして迸るだろうか。

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夏の大△ The Great Triangle

The Great Triangle

2010 年夏に開催された梅香堂(大阪)での展覧会「夏の大△(なつのだいさんかく)」を起点に活動を開始した、大城真、川口貴大、矢代諭史による3人組。不定期にライブやイベント、展覧会を行う。日常にありふれた道具や材料、音を発する物、台や脚立なども用い、空間全体を取り込んだインスタレーションとパフォーマンスを実施する。

近年の主な発表に「サウンドパフォーマンス・プラットフォーム2019」(2019年、愛知)ゲストアーティスト、「Tai Kwun Contemporary’s Hong Kong Art Book Fair」(2018年、香港)、Antibodies Collective『Entropical Paradise』(2018年、犬島)がある。

大城 真 Makoto Oshiro
1978年、沖縄県生まれ。
音を出すために自作した道具、または手を加 えた既製品を使ってライブパフォーマンスを行う。またそれと平行して音・光・ 動きによる周期の干渉を利用したインスタレーション作品を発表している。

川口貴大 Takahiro Kawaguchi
主に音のなるオブジェクトやさまざまな光、身の回りにあるモノで 空間を構成してゆくライブパフォーマンスやインスタレーションを行う。ソロ の他に自身のバンド「Hello」や村山政二朗、宇波拓、ユタ川崎と の「OffCells」、江崎将史主催のアキビン吹奏楽団「アキビンオオケストラ」、 大蔵雅彦による「ActiveRecovering Music」、「ユタカワサキバント改めucnv バンド」のメンバーとしても活動している。

矢代諭史 Satoshi Yashiro
2003年頃より自走するスピーカーや自作の装置によるインスタレーション展示や演奏を始め、同時期より東京墨田区の廃工場を利用した「八広 HIGHTI」の運営などに携わる。ドラムと動くウーハーのユニット「Motallica」 としての活動も行っている。

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シマウマ書房 Shimauma Books

Shimauma Books

名古屋今池の古書店。綺麗ですっきりした空間。店主鈴木さんのこだわりを感じさせる品揃えだけれど、それはマニアックという言葉は似合わない、もっと開かれた場所だ。

3階に置かれた活版印刷機からは、この店の書物へのこだわりが滲み出ている。

シマウマ書房
〒464-0850 名古屋市千種区今池5-14-3
Tel&Fax: (052)753-3677
営業時間 11:00-18:00
定休日 火水

https://www.shimauma-books.com

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