新栄のわが運営するシェアスペース205の利用者である筒井伸さんが先ごろ製作した『ラテンアメリカDIYカタログ』というZINEの発売に合わせてイベントをパルルで開催することになりました。ゲストをお招きしてのトークショーに加えて0円ショップも開催します。ぜひお越しください。(新見永治)
以下筒井さんによるイベントのご紹介です。
こんにちは。筒井です。今年の2月に、『ラテンアメリカDIYカタログ』というZINEをつくりました。このZINEでは、ラテンアメリカで出会った「不確かな社会を生き抜くための知恵と工夫」を、自分の体験を通して記録しています。
そこで取り上げるのは、メキシコで出会った、国の通貨とは異なる独自の通貨とその使用ルールをつくり、自分たちの手で生活を豊かにしていこうとする動き「TÚMIN(トゥミン)」です。自分自身もTÚMINのメンバーとして参加し、そこで感じた、既存の社会に蔓延するものとは異なる経済や価値観をつくろうとする豊かさ、そしてその中にある葛藤やジレンマを記録しました。
今回のイベントでは、ZINE制作の背景や、現地での体験、TÚMINをめぐる実践について、現地で撮影した写真とあわせてお話しします。そしてゲストにお迎えするのは、メキシコ・チアパス州で、サパティスタ運動(先住民による自治運動)について調査した角智春さん。サパティスタ運動は、TÚMINの思想に大きな影響を与えています。メキシコの地で、自治や自由をめぐる人々の営みにふれながら、ともに考える時間になればうれしいです。
また、トークイベント後には懇親会として、「0円ショップ」も開催します。これは“自分はもう使わないけれど、誰かが欲しそうなもの”を持ち寄って、自由に持ち帰ることのできる場です。どうぞ、何かアイテムを持って遊びにきてください。
生きのびるためのDIY経済 fromメキシコ
【開催日】2025年8月2日(土)
【時間】18:30~
【定員】15名程度(要ご予約/先着順とさせていただきます)
【参加費】無料。余力のある方は、会場への寄付をお願いします。
【参加申込】googleフォームから申し込みください
【飲食】「Daisy’s Grocery 」によるラテンアメリカにゆかりのあるお食事をイベント前・イベント中にご購入いただけます。ぜひご利用ください。
【0円ショップとは?】
「まだ使えるから捨てるのはもったいない」ものを提供してもらい0円で「販売する」お店です!見た目はフリーマーケットに似ていますが、文字通りすべてのものが0円です。
まだ利用できるけど使わなくなったものがあればぜひ当日ご持参ください。
【確認内容/注意事項】
・0円ショップにお持ちいただいたものは、引き取り手がいない場合、お持ち帰りいただきます。ご了解ください。
著者
筒井 伸(つつい しん)
1994年生まれ。高専在学時にコスタリカに1年居住し、生活様式や環境観に触れる。大学在学時にアルゼンチンに滞在し、建築的な調査・実践を行う。現在はフリーランス。
instagram:https://www.instagram.com/asado_tsutsuishin/
ゲスト
角 智春(すみ ちはる)
1995年生まれ。東京外国語大学の学部・修士課程に在学中、メキシコに通算約2年間滞在。先住民自治運動についてのフィールドワークを行う。現在は日本の出版社に勤めている。
角さんによる文章:
①先住民自治運動を「行詰り」にとどまって考える-メキシコ・チアパス高地地域におけるサパティスタ運動の民族誌:https://tufs.repo.nii.ac.jp/records/913
②すみちゃんのメヒコ日記:https://www.mishimaga.com/books/sumichan/000106.html
【パルルの営業日】
月・木金土日11:00 – 18:00(火・水定休)
イベントにより変則的な営業もありますのでカレンダーをご確認ください。
【205オープンデー】
毎月第3日曜日 14:00-18:00